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不安に振り回される恋愛
―好きなのに苦しいのは、なぜ?―
気づけば、朝から晩まで頭の中はあの人のことでいっぱい。
仕事をしていても、食事をしていても、ふとした瞬間に胸が締めつけられ、
夜になっても眠れない――そんな日々を送っていませんか?
本当はもっと自分らしくいたいのに、嫌われるのが怖くて、聞きたいことも聞けない。
連絡ひとつ来ないだけで「何か悪いことをしたのかも」と不安でたまらなくなり、
涙があふれて止まらない日もあるかもしれません。
「私はどうしたらいいの?」
わけもわからないまま感情に呑まれ、
寂しさと切なさ、苦しさの混乱に飲み込まれてしまう状態――
それは決して、あなたのせいではありません。
このような恋愛の苦しみの背景には、不安型愛着スタイルという心の傾向が関係している場合があります。
過去の経験から、心の奥に「見捨てられるかもしれない」「ちゃんと愛されていないかもしれない」という
見えない恐れを抱えてしまうことがあるのです。
「LINEの返信が遅いと嫌われた気がして眠れない」
「“好き”の言葉がもらえないと、自分の価値が揺らぐ」
「不安を感じると頭では止めたいのに、気持ちが暴走してしまう」
そんなふうに、恋愛になると“自分が自分じゃないみたい”になる感覚はありませんか?
それはあなたの弱さではなく、心の奥にある“愛し方のクセ”が関係しているかもしれません。

心のクセとは?
人は誰でも「こうすれば愛される」「こう振る舞わないと見捨てられる」という無意識のルールを、過去の経験から身につけています。
この記事では、その“ルール”を「心のクセ」と呼びます。
不安に振り回される恋愛を招く “心のクセ”
- 自分に価値がないと感じやすく、「どうせ私なんて」と思ってしまう
- 愛されるには努力が必要で、頑張らないと見捨てられると思っている
- 相手のちょっとした言動を深読みして、悪い方へ想像してしまう
- 「本音を言ったら嫌われる」と思い、気持ちを我慢し続けてしまう
- 相手に嫌われないように自分を抑えて尽くしすぎてしまう
- 連絡が少し来ないだけで「嫌われたかも」と強い不安に襲われる
- 「重いと思われたくない」と思う一方で、不安で心がいっぱいになる
- 嫌われるのが怖くて、自分の希望や予定を後回しにしてしまう
- 相手の気分や機嫌に一喜一憂してしまい、自分を見失う
- 「自分さえ我慢すればうまくいく」と思い込み、関係が苦しくなっても抜け出せない
愛着スタイル:不安型とは
これらの傾向は「不安型愛着スタイル」と呼ばれます。
不安型の人は他者とのつながりを強く求める一方で、常に「愛されていないかもしれない」と怯えがち。
その結果…
・相手の些細な態度に敏感に反応する
・距離ができると不安で必死に埋めようとする
・「重いと思われるかも」と感じつつ行動や言動がついついやめられない
・既読スルーや返信の間隔に強く動揺してしまう
・いけないとはわかっていても、携帯を盗み見たりカバンをチェックしてしまう
・相手が冷たいと感じると、原因を自分のせいにしてしまう
・ちょっとした変化や沈黙を「嫌われたサイン」と受け取ってしまう
・頭では冷静にしたいのに、不安で感情が先走ってしまう
・「嫌われるのが怖い」気持ちが強すぎて自分の本音を言えない
・不安を抱えたまま相手に会っても、気持ちがうまく伝えられず自己嫌悪になる
――という行動を繰り返し、かえってバランスが崩れてしまうことがあります。
少しずつ自由になるために
まず「自分の中のルール」を知ることが大切です。
「私は何を恐れているんだろう?」
「本当は何を伝えたい気持ちがあるんだろう?」
あなたが求めているのは「捨てられないこと」ではなく、
「安心できるつながり」「ありのままでも愛されること」かもしれません。
その第一歩として、感情をラベリングする習慣が役立ちます。
めぎみからのひとこと
苦しい恋愛をしていると「私は重い」「こんな自分はダメだ」と責めてしまいがちです。
でも、その必死な気持ちは“わかってほしかった愛しさ”の裏返し。
まずは「これは怒り」「これは寂しさ」と感情に名前をつけるところから始めてみましょう。
気づくことが、混ざった苦しみを少しずつほどく第一歩です。
「好きなのに苦しい」――そんな恋の迷路を歩むあなたに、
めぎみは寄り添いながら“心の再構築”をサポートします。
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苦しさや迷いを抱えながら、 ひとりで頑張ってきたあなたへ。 今こそ、その一歩を踏み出すときです。